2016年12月 3日 (土)

気持ちのいい暮らし同人 参加しています

近隣の陶、ガラス、布などの素材でものづくりをする作家がそれぞれの工房で展示を行い、お客さまに各工房めぐっていただくイベント「気持ちのいい暮らし同人」に参加させて頂いています。
12月2日(金)から4日(日)までの開催です。
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2013年1月13日 (日)

大坂弘道展

先日、練馬区美術館で開かれている『人間国宝 大坂弘道展』に行ってきました。
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千川通りのコイン駐車場に車を止めて、テクテクと美術館まで歩きました。

日本伝統工芸展で作品を見るたび、他と異にする存在感があり、ことその技術に「人間わざじゃないなぁ」と感じでいました。(現在は日本工芸会を退会されており、出品はありません)
今回の展示会のポスターにも「超絶技巧をこえてゆく」との文句があります。
ただ、今回、じっくりと観ていると、それは精密機械的な冷たさではなく、気高さと高次のやさしさをもっているように感じられてきました。
なるほど、「こえてゆく」の表現はぴったりです。

昨秋の正倉院展でも同じような美しさに出会いました。大坂さんは正倉院宝物を手本とされた方ですので、さもありなんですが。

会場には拡大鏡が置いてあり、ディテールまで拝見することができました。

2012年12月30日 (日)

スクレイパーで削る

椅子の座刳りの仕上げ。
遅まきながら、スクレイパーを使いだしたのですが、なるほど、使いやすいですね。

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ただ、木目の柔らかいとこが削れやすいのはサンドペーパーと同様。使い方ありますね
鉋、サンドペーパー、スクレイパー等々、目的の仕上がりに応じて使い分けですね。

2012年12月12日 (水)

自作テーパーリーマ 

前に書いたリーマを使っているところです。

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刃はゼットソーの刃の再利用です。ゼットソーの刃は硬度があるので、加工、刃つけがちょっと大変です。
1 いらなくなった刃を、ステンレス用金鋸で切る。→すぐ切れなくなくなる。金鋸2本ほど使用することに。えー!
2 グラインダーで成型 アレクサンダーさんのHPでは鋸刃を残したままで良いとありますが、やはり鋸刃はここで落とした方がいいです。残したままだと、穴の側面にギザギザができ、有効な接着面積を減少させてしまっている気がします。
3 バニッシャーで刃をつける→通常のバーニッシャでは硬度が足りず刃が立たないので、別のゼットソーの背をバーニッシャーとして利用。
4 堅木で作ったホルダーに取り付け。

リーマの切れ味はいいですよ。また、クリコ錐にとりつけるタイプよりも角度の維持がしやすいです(参考URL)。
そして自作の大きな利点はテーパー角度が自在であることです。
8度、10度と作ってあり、使い分けます。市販品ではこうした緩い角度がほぼありませんしね。今度6度も作りたい!。

短所としては、先端の細い部分がよれやすいことかな。ホルダーの材ごとよれてしまうことがあります。あとは切りくずが刃とホルダーの隙間にはまること。ホルダーに掘ったくず排出溝があまりうまく機能せず、使用の際、何度もこのくずを取る必要があります。排出溝、もっと深いほうがいいのかな。

2012年9月 2日 (日)

クヌギのラダーバックチェア その7

後脚の上部、脚の接地を切り、全体を仕上げました。

削りのまま拭き漆で仕上げました。
節、へぎ目、削り跡、漆と力強いチェア本体になりました。
そこで座も力強い素材ということで荒縄で編んで仕上げることにしました。編んだのはうちの相方ですが、座編みはまだ研究の余地ありですね。(人のせいにしてるわけではないですよ。)

完成写真です。

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僕は椅子の後ろ姿が好きです。この椅子もいいですね。
座り心地もよく、読書、音楽鑑賞などゆったり座るのに向いているかな。(ただ、子供はお尻がチクチクすると言っています。だよね。)

クヌギのラダーバックチェアづくり面白かったです。あの程度の丸太から椅子を作ることができるかどうかは、半信半疑でのスタートでした。でも出来るんですね。近くの山が宝の山に見えてきました。ただ、宝にするには1本1本の木と丁寧に対話する必要がありそうです。これは木工全般に言えることですが、とくに小径の木においてはそれが必要な気がします。アマチュアの本来的な意味は「愛する人」だそうですが、そうした意味でのアマチュア精神がこと大切に思われます。なんつって。

おしまい。Thanks!

クヌギのラダーバックチェア その6

全体が組めたら一番上の背板を止めるピンを左右2本づつ打ちました。

次はアームの製作です。材料が足りるかどうか、足りなければ別の材から取ろうかなとも思っていたのですが、ギリギリ足りました。木取りパズルは及第だったかな。

アームの位置や形状を合板やダミー材で検討。
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決まれば、後脚にアームのホゾ穴をあけ、アームには前脚の入るホゾ穴をあけます。
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このアームのホゾ穴はテーパー穴に加工しました。リーマーはジョン・アレクサンダーさんのHPにあったものをゼットソーの刃で自作して使用しました。ちなみに僕の削り馬の基本設計も氏のHPから持ってきました。

アームの加工と成型が終わったら組み立てです。
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ようやく形になりました。

つづくつぎがラストかな。

 

2012年9月 1日 (土)

クヌギのラダーバックチェア その5

組んだ側に貫と座受けのホゾ穴をあけました。
そこに緩めの嵌め合いでつくったダミーの貫をいれて仮組します。背板の位置と形状を検討、確認するため紙の背板を貼りつけます。いくら本の通りといってもやはりこうした確認は大切な気がします。少し寸法を変更しました。

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いいようなので、

背板の入るホゾをあけます。
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見たとこシラカシですね。ホゾ穴の幅が狭くいつも使っている掻き出し鑿が使えないので、グリーンウッドワーク協会のブログにあった「がりがり君」を作って使ってみました。これいいですね。

再び仮組。今度は薄い合板で作った仮の背板をいれて背板の長さと曲面の具合の調整と確認です。ダミーの背板を入れる検討方法はアメリカのグリーンウッドワーカー ドリュー・ランズナーさんの著作「The Chairmaker's Workshop」から採用しました。
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いいようなので

背板を加工して入れ、本組しました。

つづく、もうちょい。

クヌギのラダーバックチェア その4

加工に入る前に脚の材料の表面を日本の南京鉋で削りました。
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白い肌が現れます(左側)。一部へぎ目の残った仕上がりでもあるのでこの位削ればいいでしょう。

材料の加工に入ります。
後ろ脚にホゾ穴をあけます。
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前脚にもホゾ穴をあけます。
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貫のホゾ加工は南京かんな、小刀で行いました。ホゾは利かせるべく楕円形に削りました。コンマ2~3のシマリです。さらに組み立て直前には白熱電球にて温めて乾燥状態にしておきました。

では、組み立てです。
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もう十分乾いているので、接着剤を使用しています。
(写真は仮組のもの、本組のは撮ってなかった。)

これで椅子の側ができました。

つづくでしょう。

クヌギのラダーバックチェア その3

曲げ木の作業に入ります。
乾燥した材を曲げるときはプールに入れて水を吸わせているのですが、このクヌギを試しにプールに入れたところストンと沈んでいきました。比重が大きいんですね。

脚、背板を蒸し器に入れて蒸します。蒸し時間は脚が1時間30分、背板が20分ほどとしました。
蒸しあがったら型にはめて成型します。

後ろ脚を曲げます。
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背板を曲げ、
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乾燥ジクで乾燥させます。
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脚、背板ともに、シワや割れも出ず上手く曲がってくれました。ちょっと長めに蒸したんですが、ちょうど良かったようです。

前脚はまっすぐでいいので曲げ木の必要はないのですが、僕の部材はかなり反りがありましたのでストレートパーマ!をあてました。
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いくつかの貫もあわせてストレートパーマをあてました。

木は蒸すことで乾燥が速くなります(マイクさんの本にも書いてありますね)。また材中の腐朽菌の殺菌もできるはずです。今回の材に「腐れ」はなかったのですが、ついでにすべての材を蒸しておくことにしました。

曲げ木終了後、材は気乾状態程度まで乾燥させました。貫のほうはさらに炬燵にて乾燥。ここから先はグリーンウッドワークじゃありませんね。

つづく気がする。

クヌギのラダーバックチェア その2

脚を削り馬に乗せて丸く削ります。
マイクさんの本のカーテンリング方式です。(ぼくのは合板の穴ですが。)
材の曲りにそって削り直線を出すことを敢えてしません。
繊維を断ち切らず合理的な手法です。
リングが通れば、それで良しとします。
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脚を4本削ったら、背板の木取りです。
背板は薄く、また柾取りしようと思うので、繊維をつなげるためには節がない箇所を選ばなくてはなりません。
「節の名乗っている箇所」をわかりやすくするため樹皮を削り落としました。

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節の出そうなとこをよく見て避けるように割りました。

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6,7枚割って削ってみてから、必要な4枚をチョイスしました。
クヌギは気乾比重が0.85とシラカシよりやや堅さがあり(シラカシ 0.83)、削るのも難儀しました。(比重出典:原色木材大図鑑
ドローナイフの刃先を鈍角に砥ぎ直してようやく削りました。

残った材から、座枠、貫を木取りました。
この部材も節のないものを使う必要があります。
木取りはパズルを解くようでしたが、自分なりに解答して終えました。

つづくはず。ブログって書くの大変だな~。みんなよくやってるな~。

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